HTML リスト表示「ol要素」「ul要素」「li要素」

<ここから順序つきリスト>
  1. <ここからリスト項目> これは1番目のリスト項目です。 <ここまでリスト項目>
  2. <ここからリスト項目> これは2番目のリスト項目です。 <ここまでリスト項目>

<ここまで順序つきリスト>
<ここから順序なしリスト>

  • <ここからリスト項目> これは順序のないリスト項目です。 <ここまでリスト項目>
  • <ここからリスト項目> これも順序のないリスト項目です。 <ここまでリスト項目>

ここまで順序なしリスト

順序つきリスト「ol要素」とリスト項目「li要素」

 よく、「1.~~~」「2・~~~」「3.~~~」となっている箇条書きをよく見ませんか?
HTMLでこのような箇条書きをするためには、順序つきリスト「ol要素」を使って表します。
<ol>と</ol>で囲んだ範囲が順序つきリストになります。

 また、そのリストの項目は、「li要素」を使って表します。
<li>と</li>で囲んだ範囲がリストの項目になります。

 この「ol要素」を使う上での注意点として、「ol要素」の直下には「li要素」しか入れることができません。
「li要素」を使わずに、直接文字を記述したり、「b要素」などを使ったりすることはできないのです。

 ちなみに、「ol要素」の「ol」はordered listの略で整理されたリストいう意味です。
「li要素」の「li」はlist itemの略で、リスト項目やリスト条項といった意味があります。

順番の始まりを変える「start属性」

 「ol要素」は通常1から始まりますが、その始まりの番号を変えることができます。
始まりの番号を変えるには、「start属性」を使います。
「start属性」に"10"を指定すれば10から始まりますし、"-1"を指定すれば-1から始まります。

 「ol要素」の「start属性」に「5」を指定した場合、以下のようになります。

<ol start="5">

順番の形式を変える「type属性」

 「ol要素」は、順序の形式を変えることができます。順序の形式を変えるには「type属性」を使います。
例えば、「type属性」に'A'を指定するとアルファベット大文字で、'a'を指定するとアルファベット小文字になります。
また、'I'を指定すると大文字のローマ数字になり、'i'を指定すると小文字のローマ数字になります。
なお、'1'を指定した場合、「type属性」を指定しなかった時と同じように、1から始まる順序つきリストになります

 「ol要素」の「type属性」に「A」を指定した場合、以下のようになります。

<ol type='A'>

順序なしリスト「ul要素」

 箇条書きといえば、数字などの順序がある箇条書きだけではなく、「・」を使った順序のない箇条書きもあります。
HTMLで「・」を使った箇条書きをするためには、順序なしリスト「ul要素」を使って表します。
<ul>と</ul>で囲んだ範囲が順序なしリストということになります。

 使い方は「ol要素」と同じで、リスト項目を「li要素」で表します。
また、「ul要素」の直下には「li要素」しか入れることができないというのも、「ol要素」と同じです。

 ちなみに、「ul要素」の「ul」はunordered listの略で整理されていないリストいう意味です。

「ol要素」「ul要素」の中にさらに「ol要素」「ul要素」を入れる

 ここまで説明してきました、「ol要素」「ul要素」は、「li要素」の中に入れることができます。
つまり、「ol要素」の中にある「li要素」の中に、さらに「ol要素」「ul要素」を入れることができるということです。
これは、「ul要素」でも同じで、「li要素」の中に「ol要素」「ul要素」を入れることができます。
このようにすることで、「ol要素」「ul要素」「li要素」で、階層構造を表したりすることができるようになります。

サンプル

 今回説明した、「ol要素」「ul要素」「li要素」を使用したサンプルを用意します。
このサンプルソースはbody要素内(<body>~</body>)に書いてください。

サンプルソースコード

<p>
	太陽系の主要天体
</p>
<ol start = "0">
	<li><strong>太陽</strong></li>
	<li>水星</li>
	<li>金星</li>
	<li>地球
		<ol type = 'I'>
			<li>月</li>
		</ol>
	</li>
	<li>火星
		<ol type = 'I'>
			<li>フォボス</li>
			<li>ダイモス</li>
		</ol>
	</li>
	<li>木星
		<ol type = 'I'>
			<li>イオ</li>
			<li>エウロパ</li>
			<li>ガニメデ</li>
			<li>カリスト</li>
		</ol>
	</li>
	<li>土星
		<ol type = 'I'>
			<li>タイタン</li>
		</ol>
	</li>
	<li>天王星</li>
	<li>海王星</li>
</ol>
<p>
	生物の分類
</p>
<ul>
	<li>動物
		<ul>
			<li>脊椎動物
				<ul>
					<li>魚類</li>
					<li>両生類</li>
					<li>爬虫類</li>
					<li>鳥類</li>
					<li>哺乳類
						<ul>
							<li>食肉目</li>
							<li>げっ歯目</li>
							<li>霊長目
								<ul>
									<li>メガネザル科</li>
									<li>オナガザル科</li>
									<li>ヒト科
										<ul>
											<li>ゴリラ</li>
											<li>オランウータン</li>
											<li>チンパンジー</li>
											<li>ヒト
												<ul>
													<li>ホモサピエンス</li>
												</ul>
											</li>
										</ul>
									</li>
								</ul>
							</li>
						</ul>
					</li>
				</li>
			<li>無脊椎動物</li>
			</ul>
		</ul>
	</li>
	<li>植物</li>
</ul>

表示結果

太陽系の主要天体

  1. 太陽
  2. 水星
  3. 金星
  4. 地球
  5. 火星
    1. フォボス
    2. ダイモス
  6. 木星
    1. イオ
    2. エウロパ
    3. ガニメデ
    4. カリスト
  7. 土星
    1. タイタン
  8. 天王星
  9. 海王星

生物の分類

  • 動物
    • 脊椎動物
      • 魚類
      • 両生類
      • 爬虫類
      • 鳥類
      • 哺乳類
        • 食肉目
        • げっ歯目
        • 霊長目
          • メガネザル科
          • オナガザル科
          • ヒト科
            • ゴリラ
            • オランウータン
            • チンパンジー
            • ヒト
              • ホモサピエンス
      • 無脊椎動物
  • 植物

「ol要素」「ul要素」「li要素」のまとめと次回記事について

 今回説明した「ol要素」「ul要素」「li要素」はいかがでしたでしょうか。
今までの要素とは少し違う使い方でクセがあるかと思います。
しかし、箇条書きは見やすい文を作るのにとても有効です。
この要素も使い方によってはとても使える要素ですので、ぜひ覚えておいてください。

 次回は、説明リストを表示する「dl要素」「dt要素」「dd要素」の説明をします。
以上、当サイト管理人のAsterismでした。

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