<ここから強い強調>ここはもっと強調したい<ここまで強い強調>
強調を表す「em要素」
HTML文書を書いていると、強調したくなる文章や単語があると思います。
強調をしたい場合、「em要素」を使います。
<em>と</em>で囲んだテキストを強調します。
この「em要素」は、「em要素」の中に「em要素」を含めることができます。強調の中の強調というふうに使うことができます。(主なウェブブラウザでは見た目は変わりません)
通常、ウェブブラウザでは「em要素」の文字は斜体で表示されますが、「i要素」とでは使い道が違います。
「i」要素は、斜体にしたいようなところを斜体にするというあいまいな要素でしたが、「em要素」は、強調を表すという明確な意味があります。
ちなみに、「em要素」の「em」はEmphasise(強調する)の略です。
強い強調を表す「strong要素」
「em要素」よりも強い強調をしたくなる文章や単語があると思います。
強い強調をしたい場合、「strong要素」を使います。
<strong>と</strong>で囲んだテキストを強く強調します。
この「strong要素」は、「em要素」と同じように「strong要素」の中に「strong要素」を含めることができます。強い強調の中のさらに強い強調というふうに使うことができます。(やはりなウェブブラウザでは見た目は変わりません)
通常、ウェブブラウザでは「strong要素」は太字で表示されますが、「b要素」とでは使い道が違います。
これは、「i要素」、「em要素」の時と同じように、「b要素」は、太字にしたいようなところを太字にするという要素でしたが、「strong要素」は、強い強調を表すという明確な意味があります。
ちなみに、「strong要素」のStrongは「力強い・頑丈な」という意味があります。
サンプル
今回説明した、「em要素」と「strong要素」を使用したサンプルを用意します。
このサンプルソースはbody要素内(<body>～</body>)に書いてください。
サンプルソースコード
文字を<em>強調</em>します。<br> 文字を<strong>強く強調</strong>します。<br> 文字を<em>強調しながら<strong>強い強調</strong></em>をします。<br> 文字を<strong>強い強調をしながら<em>強調</em></strong>します。<br> 文字を<em>強調をして<em>さらに強調</em></em>をします。<br> 文字を<strong>強い強調をしながら<strong>さらに強い強調</strong></strong>します。<br>
（<br>とは「改行」を意味する要素です。）
表示結果
文字を強く強調します。
文字を強調しながら強い強調をします。
文字を強い強調をしながら強調します。
文字を強調をしてさらに強調をします。
文字を強い強調をしながらさらに強い強調をします。
「em要素」と「strong要素」のまとめと次回記事について
今回説明した「em要素」と「strong要素」、ともに文章や単語・文字を強調するのに使う要素です。強調するために使う要素なので、わかりやすいかと思います。
ただ斜体にしたい場合は「em要素」ではなく「i要素」、太字にしたいだけの場合は「strong要素」ではなく「b要素」を使います。
次回は明確に挿入と削除を示す「ins要素」と「del要素」の説明します。
以上、当サイト管理人のAsterismでした。